インターネットショッピングサイトを立ち上げたことで、売上のアップにつながり、社員の意識改革にもつながった
改善したきっかけ
当店は、地域密着型の百貨店です。
景気の低迷の影響もありますが、百貨店の従来からの伝統的な来店型の販売方法に行き詰まりを感じていたなかで、高齢少子化が年々顕著になったことで、店頭での売上の低迷が顕著になってしまっていました。
そうした背景もあり、新たな販売チャネルを創出し、売上アップを図ることと、これからのEコマース市場(電子的に行われる取引の市場のこと)の拡大に向けて客層を拡大し、裾野を広げることを目的として、また、社員のモチベーション向上と若手社員の育成を狙って、新規事業として立ち上げることになりました。
・従来の販売方法に行き詰まりを感じている
・転倒での売上の低迷が顕著になっている
・新たな販売チャネルを創出したい
・社員のモチベーション向上と若手社員の育成を考えたい
改善した方法
・インターネットショッピングサイトを立ち上げた
客離れを防いだ
新規メルマガ会員の獲得により、新たな客層を開拓すること、既存の顧客に対しては、インセンティブを与えることによって、客離れを防ぐことを狙った。主要な客層であるシニア世代の方たちに対しては、年金支給日にクーポンを発行して、来店を促したり、買い回りを促したりする施策を新たに導入した。一方で、インターネットショッピングサイトを新たに立ち上げることによって、来店しなくても百貨店の商材を気軽に買い物できるように、他の百貨店に先駆けて行った。
売上アップにつながった
来店促進による売上向上と非来店での買い物の利便性の向上は、相反するものではなく、既存の顧客に対するサービスの改善と新規顧客に対する販売チャネルの提供を図ることにつながり、売上アップにつながる施策となった。
評価
思った通りの無人化・省人化ができた
今後の目標
・社員の意識改革につなげたい
初期投資した費用を回収するまでに数年かかるため、それまでにインターネットショッピングサイトの改善やランニングコストの低減を図るためにマンパワーが相応にかかったが、今までと違う取り組みを社員がおこなうことで、社員たちが今までの自分の考えや思考を見直し、自ら改善していく力が身に付いた効果があった。
システムやツールを導入しても、それだけで売上が簡単に上がるわけではなく、そこに入れるコンテンツが重要であることが再認識できた点は収穫であった。今後はこの経験を活かし、更なる施策を行っていきたい。
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