n8n.cloudの料金について例を挙げてわかりやすく解説します!
今回はローコードツールであるn8nの料金体系について解説します。
まずn8nにはデスクトップ版・クラウド版・セルフホスト版の3つの方法で使うことができます。
デスクトップ版とセルフホスト版は無料で利用できますが、クラウド版だけは有料です。
というわけでクラウド版であるn8n.cloudの料金体系について解説します。
n8n.cloudの料金プラン
n8n.cloudの料金は、ワークフローの実行回数とアクティブにしているワークフローの数で変わってきます。
Start €20/mo |
Pro €50/mo |
Power €120/mo |
|
---|---|---|---|
Workflow executions |
5,000/mo | 15,000/mo | 60,000/mo |
Active workflows |
20 | 100 | 200 |
Community suport |
✅ | ✅ | ✅ |
Priority support |
- | - | ✅ |
- moはmonthの略
- Startプランは1ヶ月20€(ユーロ)。約3,000円程度
- ユーロ以外での請求も可能
Workflow executions(ワークフロー実行回数)
・ワークフローの1ヶ月あたりの実行回数の上限
※矢印でつながれた最初から最後まで(赤枠)を1つと考え、実行1回で1カウントされます。
※結果に関係なく(何らかの不具合が発生して途中までしか実行されなくても)カウントされます。
Active workflows(アクティブなワークフロー数)
・アクティブ(自動実行可能)な状態のワークフローの上限数
※ワークフローは作ったものをアクティブな状態にして初めて自動実行が可能な状態になります。
※非アクティブ状態のワークフローは上限なく作成できます。
Community suport(コミュニティサポート)
・コミュニティへの参加が可能か
※どのプランでもコミュニティに参加できます。
※コミュニティとは開発者や利用者が意見交換できる集まりで、掲示板に質問を投稿して問題などの解決をサポートしてもらうことが可能です。
Priority support(優先サポート)
・コミュニティでの優先サポート対象
※コミュニティ内で優先的にサポートしてもらえます。
※掲示板に質問を投稿した場合に一番上に表示され優先的に応答してもらえるため、問題解決の時間が短縮されるということです。
利用例
どれぐらい利用できるのか、Startプランの場合の利用例です。
1. 1時間に1回ワークフローを実行する場合
1(回) × 24(時間) × 30(日) = 合計720(回)
Startプランの上限実行回数内に収めるのであれば、1時間に1回実行しても6つのワークフローを同時に実行状態にしておけそうです。
2. 10分に1回ワークフローを実行する場合
1(回) × 6(1時間の回数) × 24(時間) × 30(日) = 合計4320(回)
ワークフローの実行回数はこのような流れで計算します。この回数がStartプランの5000回を超えるとProプランにする必要があります。
3. ワークフローを21個目アクティブにしようとした時
これはStartプランでは上限オーバーのため利用できません。
アクティブボタンをクリックしてもアクティブ化されずエラーが表示されます。
表示内容は、アクティブ化できなかったということと、アクティブなワークフローの制限に達したためアップグレードを検討してくださいという内容が書かれています。
自動化したい業務の使い方や頻度に合わせて利用プランを検討してみてください。
さいごに
n8n.cloudに無料プランはありませんが、30日間試用期間として無料で利用することができます。
期間終了後、自動更新で有料プランに切り替わるのではなく、支払いを行った場合にのみ有料プランが開始されるので安心して触ってみることができます。
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